• 杖ステッキ館


杖のお手入れと保管

杖ステッキは、手入れによって長くきれいな状態で使うことができます。

ご家庭で簡単にできるお手入れの方法です。

木製杖ステッキ

木製の杖ステッキは、泥や汚れがあれば湿らせた布で軽く拭いてきれいにします。その後乾いた布で水分を拭取れば終了です。 雨の中で何度も使った杖は、家具の手入れ用ワックスで表面を保護してください。ただし表面が樹皮の杖や銘木の場合は風合いが変わる心配がありますので、慎重に行なって下さい。保管は直射日光やストーブの前など高熱や湿気の多い場所は避けてください。

カーボン製杖ステッキ

カーボンファイバー製の杖ステッキは、水分には比較的強いため素材が劣化することよりも、美観がよくなくなることが問題です。手入れ方法は、湿らせた布で拭いても汚れが落ちない場合は、洗剤を薄めて用いることもできます。表面に傷がついている時は、弊社にご相談ください。

アルミ製杖ステッキ

アルミ製の杖ステッキも、水分には比較的強いため素材が劣化することよりも、美観がよくなくなることが問題です。手入れには表面のコーティングや塗装にキズを浸けないように注意して行なって下さい。

純銀製グリップ

純銀製グリップを持つ杖ステッキは、時々、銀製品の手入れ用布で軽く拭きます。
銀メッキは表面の銀の層が薄いため柔らかい布で拭く程度が良いでしょう。
また、R925の製品は、薄い92.5%の純銀の板を成型したものですので、黒くなってきたら銀製品の手入れ用布で軽く拭きますが、強く拭き過ぎないように注意します。

樹脂製グリップ

樹脂製グリップを持つ杖ステッキは、杖を落下させると大きな損傷を受けることがあります。通常は衝撃に強い材料を使っていますが、損傷を避けるためには転倒させないようにする工夫が重要です。ストラップやホルダーをうまく使いましょう。

折りたたみ杖

折りたたみ杖の多くは長さ調節機能を持った折りたたみ伸縮杖です。シャフトの内部にゴムひもが通されて各シャフトを繋いでいます。したがってゴムの特性から温度が高い所や低すぎるところでは、ゴムが劣化し展開した時の連結機能を低下させます。保管には通常の大気温のところに保管しましょう。また、毎回展開や収納する時にゴムに亀裂がないか、伸びて細くなったところがないか注意してください異常に気づいた時は弊社にご連絡をお願いします。中ゴムの交換を行ないます。

ワンタッチ伸縮杖(フリーロック)

フリーロック式の伸縮杖は、調整範囲内のどの位置にも調整できるたいへん便利な杖です。しかし雨天時に使ってシャフトに水が付着した状態で、長さ調節すると最悪の場合、内部に水が浸入することでシャフトがロックして長さ調整ができなくなる恐れがありますので、雨天時の使用は控えるか、または雨天時にどうしても長さ調節が必要な時は、水分をよく拭取ってから長さ調節する必要があります。また帰宅してからも水分を拭取って、よく乾燥するように気をつけてください。

杖先ゴム

杖ステッキの先端に付いている先ゴムは、先端を滑りにくくするために設けられています。地面と接触する面にはさらに滑りにくくするいろいろな凸凹模様がついています。使っているうちに模様が磨り減ってくると、すべり易くなり危険ですので、使用するときはよくチェックして模様がなくなってきたら早めに新品と交換してください。通常は杖の先に嵌っているだけですので、引き抜いて交換します。